オープンソースのプログラミング言語Pythonの開発チームは、Pythonの最新メジャーリリースとなる「Python 3.10.0」を、10月4日(現地時間)にリリースした。
「Python 3.10.0」では、PyUnicodeObjectにおけるwstrメンバが非推奨となり、削除の準備に入ったほか、共用体型を「X | Y」として記述できるようになり、パラメータ仕様変数やデバッグおよびその他のツールへの正確な行番号が追加された。また、zipへのオプション長さチェックが行われるようになり、括弧で囲まれたコンテキストマネージャが正式に許可されるようになっている。
さらに、distutilsモジュールの廃止、明示的なタイプエイリアスや構造パターンマッチング、オプションのEncodingWarningが追加され、Py_UNICODEのエンコーダAPIが削除された。
なお、「Python 3.10.0」ではOpenSSL 1.1.1以降が必須となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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