英Canonicalは、組み込みディスプレイ基盤「Ubuntu Frame」を、10月6日(現地時間)にリリースした。
Ubuntu Frameは、インタラクティブキオスクやデジタルサイネージソリューション、グラフィカル出力が必要なその他の製品のための、グラフィカルアプリケーションを簡単に構築・デプロイできるソリューション。
ディスプレイに電力を供給して保護するために、DRM、KMS、入力プロトコル、セキュリティポリシーといった、部分的なソリューションを統合・維持する必要がなくなるので、管理するコードが少なくなり、未試行コードによるバグや脆弱性の発生を抑えられ、結果としてコンテンツ開発により多くの時間が取れる。
さらに、Flutter、Qt、GTK、Electron、SDL2といったツールキットとの互換性があり、HTML5やJavaなどに基づくアプリケーション向けのソリューションも備えている。
Ubuntu Frameでは、完全にインタラクティブなアプリケーションをデプロイするために必要なものすべてが提供され、特定のハードウェアを扱うことなく、アプリケーションがホストマシンと安全に通信するために必要なすべてのインターフェイスが付属する。また、さまざまなジェスチャが可能なタッチスクリーン、キーボード、マウスからの入力など、デジタルディスプレイの操作中にエンドユーザーが求める、あらゆる機能が利用可能となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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