米Googleは、Google Play Consoleにおいて、データの安全性に関するフォームを10月18日(現地時間)から公開する。一般的なプロトコルに従って、段階的に公開を始め、数週間以内にすべての開発者がフォームにアクセスできるようになる。
今後、Google Play Consoleのアプリコンテンツには、ユーザーがアプリをインストールする前に、アプリがユーザーデータを収集、共有、保護するかどうか、またその方法を確認できる、「Data safety」セクションが新たに設けられる。
同セクションでは、
- 位置情報、連絡先、個人情報(名前、メールアドレスなど)、財務情報など、どのような種類のデータが収集および共有されるか
- アプリの機能、パーソナライゼーションなど、データの使用方法
- アプリを使用するためにデータ収集が任意または必須か
を示す必要がある。
開発者は、Google Play Consoleからデータの安全性に関するフォームを送信することで、レビューのフィードバックを早期に受けることが可能であり、安全性プロファイルを送信するために、アプリをアップデートする必要はない。送信した情報が承認されると、ストアリストの「Data safety」セクションが自動的に更新される。
もし、情報が送信されていない、または拒否されている場合には、同セクションに「利用可能な情報がありません」と表示されてしまう。
なお、2022年4月までに、すべてのアプリで「Data safety」セクションが承認される必要があるほか、プライバシーポリシーを提供する必要がある。従来は、ユーザーの個人情報や機密情報を収集するアプリのみがプライバシーポリシーを提供する必要があったが、今後は承認されたセクションまたはプライバシーポリシーがないと、新しいアプリの申請またはアプリの更新が拒否される場合があり、非準拠のアプリは将来、追加の強制アクションに直面する可能性もある、としている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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