ハイブリッドクラウドを構築するための、オープンソースのクラウドコンピューティングプラットフォームであるOpenNebulaの開発チームは、OpenNebula 6シリーズの2番目の安定版リリースとなる「OpenNebula 6.2」を11月3日(現地時間)にリリースした。
「OpenNebula 6.2」は、バージョン6.0で導入された機能を拡張するとともに、React/Reduxで構築されFireEdgeサーバによって提供される、新たなSunstoneインターフェースのベータ版のお披露目を目的としている。
Sunstoneインターフェースは、使いやすさとユーザーエクスペリエンスに重点を置き、OpenNebulaが提供できる機能の豊富さを犠牲にすることなく、クラウドの管理者とユーザーの両方にとって直感的なインターフェイスを提供することを目指して開発された。あわせて、大規模なインフラストラクチャを考慮に入れつつ、強力な検索機能などを削ることなく、パフォーマンスに焦点を当てており、次期LTSバージョン(6.4)での完全提供を目指している。
さらに、OneProvisionツールセットの新機能として、OneProvisionコンポーネントがプロバイダのドライバを追加できるようにする機能が追加され、OpenNebulaのリリースを新しいドライバのセットと同期させ、新しいパブリッククラウドプロバイダのリソースを使用してOpenNebulaマネージドクラウドを拡張する必要がなくなった。
ほかにも、競合状態を軽減する新たなスケジュールされたアクションAPIにSunstoneでのサポートと表示が含まれるとともに、OneProvision GUIにおけるクリーンアップパラメータのサポート追加や、LXCドライバにおけるいくつかの改善などが行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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