米Dockerは、米Amazonとの提携によって、Docker公式イメージがAWS ECR Publicで利用可能になったことを、11月29日(現地時間)に発表した。
Docker公式イメージは、Docker Hubでもっとも一般的に使用されるイメージの1つであり、AWS ECR Publicでも利用できるようになったことで、Amazonのユーザーはこれらのイメージを便利かつ安全に使用しやすくなり、開発者は選択したレジストリからDockerの公式イメージを柔軟にダウンロードすることが可能になる。
Docker Hubにおけるイメージが更新されると、それが自動的にAWS ECR Publicにも反映されるため、どこからでも最新のイメージを入手できる。なお、AWS ECR Publicからのプルは、AWSの外部から機能するものの、Amazonアカウントで認証されていない場合はレート制限があるため、AWS外部からプルする場合はDocker Hubアドレスを使用する必要がある。
さらに、AWS ECR PublicではAWS PrivateLink経由でパブリックインターネットへの外部ネットワーク接続のないVPCでの使用を可能にする、プライベートレジストリへのプルスルーキャッシュが利用できるようになっているので、セキュリティで保護されたインフラストラクチャにおいてインターネットアクセスを有効にすることなく、Docker公式イメージへのアクセスが可能になる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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