米HashiCorpは、オープンソースのネットワーキングプラットフォームであるHashiCorp Consulの最新版「HashiCorp Consul 1.11」の一般提供を12月16日(現地時間)に開始した。
「HashiCorp Consul 1.11」では、管理パーティションを備えたマルチテナントに対応しており、単一のConsulデータセンタ内で複数のテナントに共有サービスネットワーキングソリューションを提供できるようになり、管理パーティションによって、異なるテナントの複数のKubernetesクラスタが、単一のConsulコントロールプレーンを共有可能となっている。
さらに、Kubernetesへのデプロイ時に、対話的な操作を実現する、Consul Kubernetesコマンドラインインターフェイス(CLI)が新たに搭載され、よりシンプルなユーザーエクスペリエンスとともに、デプロイを実行するための手順を削減できる。
ほかにも、Kubernetes Secretの代わりに、Hashicorp Vaultをネイティブシークレットバックエンドとして設定可能になり、Kubernetes SecretにConsulを保存したり、KubernetesにデプロイされたConsulコンポーネントの証明書を発行したりするために、Hashicorp Vaultを簡単に活用できるようになり、KubernetesとHashiCorp Consulでの安全でシームレスなワークフローが実現する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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