Fakerはこれまで、開発者であるMarak Squires氏によってメンテナンスされていたが、同氏がFakerを意図的に改ざんした後にメインパッケージを削除してしまったことから、プロジェクトは中止に追い込まれた。
現在、Fakerの管理はパッケージが削除された際にプロダクトでFakerを使用していた、8名のエンジニアグループで構成されるメンテナのチームを中心とする、コミュニティに移行されており、チームは削除された以前のパッケージすべてをnpmでリリースするとともに、バージョン6のアルファ版をリリースしている。
なお、Fakerには長らく公式のドキュメントサイトが存在していなかったが、今回のコミュニティ管理への移行を機に、これまで「Un-Official faker.js Documentation」を維持してきたJeff Beltran氏からの許可のもと、同氏が作成したドキュメントが、公式ドキュメントサイトとして公開された。