セキュリティに特化したLinuxベースのOSであるQubes OSの開発チームは、最新バージョンとなる「Qubes OS 4.1.0」を2月4日(現地時間)にリリースした。
「Qubes OS 4.1.0」では、すべての表示関連タスクと一部のシステム管理を行う、dom0から分離されたqubeであるGUIドメインが導入され、分離によってdom0の安全性を保ちつつ、GUIによる柔軟なインターフェースを実現している。
また、新たなqrexecポリシー形式、大幅なパフォーマンスの向上、ソケットサービスのサポート、問題の検出を容易にするポリシー通知が追加されたほか、Gentooテンプレートに3つの新フレーバーが追加され、自動ビルドおよび自動テストが可能で、LinuxカーネルとArch Linuxのビルドおよびテストもサポートする高度なインフラストラクチャが用意されている。
ほかにも、開発プロセスにおけるテストやビルドの改善や、デフォルトコンポーネントの更新など、さまざまな機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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