米Appleは、iOS 15.4およびiPadOS 15.4をリリースするとともに、同OSで動作するiPhone、iPad、iPod touch向けアプリを開発するためのSDKを提供している。なお、同SDKはXcode 13.3 RCにバンドルされており、開発者向けサイトにおけるベータ版ソフトウェアのダウンロードページから入手できる。
iOS 15.4/iPadOS 15.4では、Apple Payにおける支払い処理機能、支払い金額、配送情報など、支払いのリクエストを設定するPKPaymentRequestで、任意の決済ネットワークを選べるようになったほか、パスキーのテクノロジープレビューにパスキーが保存されたiPhoneを使用して、MacおよびiPadでパスキー互換のWebサイトおよびアプリにサインインできるようになった。
さらに、開発者設定を変更することで、pingパケット損失、アイドル状態のping遅延、ダウンロードとアップロードの速度の平均結果を表示可能になったほか、GCDualSenseAdaptiveTriggerにおいてDualSenseアダプティブトリガのファームウェア機能が利用できるようになっている。
HealthKitでは、証明可能なヘルスケアレコードにおいてEUデジタルCOVID証明書形式の予防接種記録をウォレットおよびヘルスケアアプリに追加できるようになるとともに、SwiftにおけるHealthKitのクエリAPIにasync/await構文のサポートが追加された。
ほかにも、libc++にいくつかのC++20およびC++23の機能が実装されるとともに、StoreKitやUIKitへの新機能の追加など、数多くの機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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