クラウドエースは、データベース・可視化をExcelのスプレッドシートで作成・運用している担当者を対象に実施した、「データベースのエクセル管理」に関する実態調査の結果を、4月27日に発表した。同調査は、3月30日~31日の期間に行われ、101名から有効回答を得ている。
調査対象者に、勤務先でデータベースをExcelのスプレッドシートで行っている理由を尋ねたところ(複数回答)、「運用しやすいから」が49.5%、「クラウド化が進んでいないから」が37.6%、「誰でも入力ができるから」が29.7%となった。
データベースをExcelのスプレッドシートで行っている理由として、「特に理由はない」以外を回答した人に、その他の理由を自由に答えてもらったところ、「今までの手法で継続している」「昔から使っているから」といった回答が寄せられている。
勤務先で、Excelのスプレッドシートを使用している中で、これまでに起きたことを尋ねた質問(複数回答)では、「以前のデータの復元ができない」(36.6%)、「入力していたデータが削除されていた」(30.7%)、「最新のデータの共有に時間がかかる」(24.8%)が上位を占めた。
その他のトラブルを自由に答えてもらったところ、「データが重いと固まる」「ファイルの保存場所がわからないことが多い」といった回答が寄せられている。
勤務先におけるデータベースのクラウド化に関する意向を尋ねた質問では、「積極的に実施したい」が33.6%、「やや実施したい」が38.6%だった。
データベースのクラウド化について、「積極的に実施したい」「やや実施したい」と答えた人に、クラウド化ができない課題・障壁を尋ねたところ(複数回答)、「タスクが属人化している」が41.1%、「意思決定者の理解が得られない」が35.6%、「クラウド化と新しい運用の負担」が30.1%となっている。
そのほかの、データベースのクラウド化における障壁を自由に答えてもらったところ、「評価ができておらず移行できていない」「初期費用がかかる」といった回答が寄せられた。
現在の、Excelのスプレッドシートによる運用方法を踏襲しつつ、簡単にクラウド化してより安全で高度な分析・可視化ができるサービスに興味があるかを尋ねた質問では、「かなり興味がある」が37.6%、「やや興味がある」が46.5%に達している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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