JavaScript/TypeScriptランタイムDenoの開発チームは、JavaScript/TypeScript/WebAssemblyに対応した分散ホスティング環境を提供するDeno Deployの最新バージョンとなる「Deno Deploy Beta 4」を5月24日(現地時間)にリリースした。
これまで、Deno Deployはテクノロジープレビューとして無料提供されてきたが、「Deno Deploy Beta 4」では無料の「FREE」プランと有料の「PRO」プランが用意されている。「FREE」プランでは、1日あたり10万リクエスト、リクエストあたり10msのCPU時間、1か月あたり最大100GBのデータ転送、GitHub統合が含まれており、プライベートリポジトリとパブリックリポジトリの両方で、プッシュでのデプロイに対応する。
一方、「PRO」プランが月額10米ドルからで、最大で月間500万リクエスト、リクエストあたり50msのCPU時間、ワイルドカードサブドメイン、1GBあたり0.30米ドルのデータ転送が含まれており、500万を超えるリクエストには100万リクエストあたり2米ドルが加算される。
あわせて、ミラノ、マドリード、パリの3つのリージョンが追加されるとともに、Deno Deployダッシュボードが大幅に改善され、アプリの管理が容易になった。
現時点では、2022年第3四半期での一般提供を目指しており、将来的なリリースにはキャッシング、CLIの相互運用性の向上、分析とロギングの改善などを予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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