APTOとAMBLは、両社で作成したAIに学習させるためのマスクを着用した顔の画像データ3,000枚データセットを、期間限定で無償提供することを6月16日に発表した。
AMBLは、同社の技術で顔画像データにマスクを疑似着用させた画像のデータセットを作成した。また、どのような印象差分が生まれるのかを知るために、APTOが運営するデータ作成アプリ「harBest(ハーベスト)」のユーザーに非言語印象アノテーションを行なった。「harBest」は、学習データ収集・作成の率化・品質の自動評価を実現するアノテーションツールである。
AIによる自動認識精度を向上させるためには、アノテーションデータをもとにAIに学習させる必要がある。このアノテーションデータ(データのタグ付け)作成は、大量で正確なデータで用意する場合が多く、ほとんどが人の手によって作成する必要がある。
AMBLは、マスクを着用した顔画像のアノテーションデータを無償提供することで、AI市場の成長に貢献できるという考えのもと、AMBLの許諾を得て「harBest」を利用し、作成・提供したデータを2022年6月15日から2022年7月31日まで無償提供する。研究用途だけでなく、商用利用をすることも可能。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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