米Snykは、同社のセキュリティ研究者が、DiscrodとRobloxのクレデンシャルと支払い情報を盗み出す、PyPiマルウェアを発見したことを、8月16日(現地時間)に発表した。
今回発見された悪意のあるパッケージは、PyInstallerを利用して悪意のあるアプリケーションと、その依存関係を1つのパッケージにバンドルしている。
このマルウェアは、日常的に使用されるユーザーアプリケーション用に保存されているデータを標的としており、Google ChromeのパスワードやCookie、閲覧履歴、検索履歴、ブックマークの窃取を試みる。
さらに、Discrodトークンを盗み出して悪意のあるエージェントを挿入し、クレデンシャルを共有するとともに入力されたクレジットカード情報のスキミングを行うほか、Discordのリソースを使用して、実行可能ファイルを配布する。
同社は、今回の調査によって、同様の動作を行う12の固有のマルウェアを発見したことを報告している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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