ワークポートが「ワーケーションの認知度や経験などに関するアンケート調査」を実施

　ワークポートは、同社を利用している全国の現役ビジネスパーソン509名を対象に実施した、「ワーケーションの認知度や経験などに関するアンケート調査」の結果を8月29日に発表した。

　本調査は、8月2日から8月9日の期間にインターネット上で実施され、同社を利用する20代～40代の全国のビジネスパーソン509名から有効回答を得ている。

　ワーケーションの認知度を知るために、対象者全員にワーケーションを知っているかと聞いたところ、「言葉も意味も知っている」が51.9％、「意味は知らないが言葉を見聞きしたことがある」が24.0％となった。結果として、75.9％がワーケーションという言葉を耳にしたことがあることがわかった。

　対象者全員に、現在の勤務先（離職中の人は直近の勤務先）はワーケーションが許可されているか聞いたところ、大多数を占める79.0％が「許可されていない」と回答した。「わからない」と回答した人は13.2％で、ワーケーション制度がある企業は7.9％だった。

　勤務先にワーケーション制度はないと回答した人に、もし勤務先にワーケーション制度があった場合、現職の状況に関係なく利用してみたいかと聞いたところ、半数を超える76.1％が「利用してみたい」と回答した。

　さらに、ワーケーション制度があると回答した人に、ワーケーション経験があるか聞いたところ、72.5％が「ない」と回答し、「ある」と回答した人は27.5％に留まった。

　続いて、ワーケーション経験があると回答した人に、これまで何回ワーケーションを実施したか聞いたところ、半数を超える54.5％が「1回」と回答した。複数回経験している人は少数で、最高数は「10回」（9.1％）だった。

　ワーケーション経験者全員に、これまでワーケーションのために行った都道府県はどこか聞いたところ、1位は「千葉県」「神奈川県」「山梨県」（18.2％）という結果となった。そのほか、「北海道」「石川県」「静岡県」「大阪府」「兵庫県」「広島県」「福岡県」「鹿児島県」「沖縄県」が9.1％と票を獲得した。

　対象者全員に、現在の勤務先（離職中の人は直近の勤務先）でリモートワークが許可されているか聞いたところ、リモートワーク可能な企業は46.2％に留まった。さらに、リモートワークとワーケーションの両方が許可されている企業は1割を切り、7.5％のみという結果になった。

　対象者全員に、ワーケーションが推奨されている企業で働いてみたいか、現在ワーケーション推奨企業で働いている人は、これからも推奨企業で働きたいか聞いたところ、81.5％が「働いてみたい」と回答した。

　最後に対象者全員に、働く時間や場所を自由に選べる働き方をしてみたいかと聞いたところ、大多数を占める90.2％が「してみたい」と回答した。