Buf Technologiesは、TypeScriptおよびJavaScript用のプロトコルバッファ実装である、「Protobuf-ES」を10月28日(現地時間)にリリースした。
Protobuf-ESは、JavaScriptエコシステムのプロトコルバッファに存在する、さまざまな問題に対処するとともに、JavaScriptアプリケーションを開発する際に、Protobufを選択するのに役立つ機能を備えている。
ECMAScriptモジュールの構文を完全にサポートしており、デッドコードの排除につながるツリーシェイキングを促進し、バンドルサイズの大幅な縮小を可能にする。また、TextEncoderやTyped Arraysといった、標準APIやオブジェクトを利用し、難解な内部APIには依存していない。
さらに、Protobufコンパイラによって生成された記述子から、実行時に型を作成するなど、タスクに十分な情報を与えられる記述子を提供するほか、初期化子とプレーンなプロパティを使用して慣用的なコードを生成するため、スプレッド演算子などを使用して、JavaScriptセマンティクスを利用できるようになった。
ほかにも、JavaScriptが抱えている、紛らわしいプラグインオプション、IDE統合、JSONサポートの欠如、64ビット整数型の表現といった問題の改善を可能にしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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