NEC、NECネッツエスアイ、ネッツエスアイ東洋の3社は、病院や研修所など施設内に配線されているテレビ用同軸ケーブルをLANとして利用できる高速モデムを発売すると発表した。
NEC、NECネッツエスアイ、ネッツエスアイ東洋の3社は13日、病院や研修所など施設内に配線されているテレビ用同軸ケーブルをLANとして利用できる高速モデムを発売すると発表した。
新製品「TOYONETz 高速同軸ケーブルモデム CXシリーズ」は、親機(HE/TDリピータ)と子機(CPE)のセット構成で、構内の同軸ケーブル端子に親機モデムと子機モデムをつないで利用する。
ケーブル分配機を利用することで、分配した一方をテレビ視聴用、もう一方をデータ通信用に割り当てることが可能なため、現在のテレビ設備環境を変更することなくデータ通信が行えるようになる。さらに、同軸ケーブルは外界からの電磁波を遮断し、周辺にある電気機器などの影響を受けないため高速で安定した通信が可能となる。
最大伝送速度は200Mbps(物理速度)を実現し、親機1台につき子機64台の接続が可能。リピータを追加することで数百台まで拡張することができる。子機モデム間通信の遮断機能や、MACフィルタリング、QoS機能などを備えている。
なお、同製品は病院や学校、ホテルや寮など、法人向けに販売していく予定となっており、家庭向け販売は今のところ想定していないようだ。
NEC:テレビ用同軸ケーブル配線をLAN利用できる高速モデム発売
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