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「Rust 1.66.0」が公開、コンパイラによる最適化を止める関数が加わる

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 プログラミング言語「Rust」の開発チームは、最新バージョンとなる「Rust 1.66.0」を、12月15日(現地時間)に公開した。Rustは、Apache License 2.0とMITライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。

 「Rust 1.66.0」ではまず、フィールドに特定の整数値を持つ列挙型(enum)で、明示的識別子(Explicit Discriminants)を使えるようになった。Rustでは以前から列挙型で明示的識別子を使うことができたが、各フィールドに値が入っていないことが条件になっていた。

 明示的識別子はFFI(Foreign Function Interface)を通して、他言語で記述したプログラムとデータをやり取りするときに必要になる機能だ。列挙型の中のフィールドに整数値が入っているものは、その整数値を識別子に使用する。値の指定がない場合は、ソースコードで並べた順序に従って、0から始まる整数値をインクリメントさせながら割り振っていく。

 また、「core::hint」モジュールに「black_box」という関数が加わった。この関数は、Rust言語で記述したソースコードをコンパイラが機械語に変換する際に、最適化を加えないように指定するものだ。ベンチマークテストなど、たとえ効率が悪い処理だとしても、コードに記述した通りに処理してもらわないと困るような時に役立つ。

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https://codezine.jp/article/detail/17085 2022/12/22 08:00

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