Webフロントエンド・フレームワーク「Bootstrap」の開発チームは、次世代版となる「バージョン5.3.0」のアルファ1版を12月24日に公開した。BootstrapはMITライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェアだ。ちなみに、Bootstrapの最新安定版はバージョン5.2.3。
今回のアルファ1版で加わった新機能としては主に2つ挙げられる。1つ目は、カラー・モードの導入だ。Webページの表示を白地の「ライト・モード」と黒地の「ダーク・モード」のどちらかに設定できるサイトがあるが、あのような切り替えを容易にする機能が加わった。ライト・モードとダーク・モードの2種類の使い分けなら、少々のコード変更で実現できる。さらに、背景や文字など各要素の色を指定することで、青を主体とした「ブルー・モード」など、異なるカラー・モードを作ることも可能だ。
2つ目は、「secondary(標準設定が使えないとき)」「tertiary(標準設定もsecondaryも使えないとき)」など、Webページを構成する要素の色を示す変数が増えた点だ。「--bs-primary」などの変数名を指定すれば、事前に設定してある色を割り当てることができる。先述のダーク・モードでは、変数名に対する色の割り当てが自動的に変わる。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です