テックタッチは、DNX Venturesをリード投資家として総額17.8億円を調達したことを、1月11日に発表した。メガバンク系投資家として三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、CVCとしてNTTドコモ・ベンチャーズ、電通ベンチャーズ、BRICKS FUND TOKYO(三菱地所)、新規投資家としてSony Innovation Fund、THE CREATIVE FUND、既存投資家としてDNX Ventures、DBJキャピタル、Archetype Venturesを引受先としており、今回の資金調達によって累計調達額は24億円となる。
今回調達した資金のおもな使途としては、さらなる事業成長を目的とした人材採用、マーケティング、海外進出への投資であり、人材採用への投資によって従業員数は半年以内に100名突破を見据えている。さらに、同社が開発・提供しているノーコードのガイド・ナビゲーションツール「テックタッチ」がメインターゲットとしている3領域(大手企業・官公庁や自治体・SaaS企業)におけるマーケティングを強化し、3年以内にエンドユーザー1000万人突破を目指す。とりわけ、国内の大手企業との一層のDX推進を行うとともに、2022年から新たなターゲットとしている公共セクターでは、3年間で官公庁含む200法人での導入を目指していく。
「テックタッチ」は、Web上のあらゆるシステムに入力ガイドを設置可能で、正しくゴールまでナビゲーションすることで、対クライアントサポートや対社内の問い合わせ対応といった、工数負担を圧倒的に軽減するノーコードのガイド・ナビゲーションツール。
従来は、人づてやマニュアルによって行っていたシステム教育を、「テックタッチ」によるリアルタイムのガイド・ナビゲーションによって、以下を実現できる。
- システムへの入力操作が分からないことで発生するミス、各種お問い合わせ対応、説明会の実施やマニュアル作成などの業務にかかる工数削減
- 従来のシステム教育では使いこなされなかったシステムが使いこなされる状態の実現
- 入力されるデータの精度向上
導入企業の中には、問い合わせ率33%削減、差し戻し率79%削減といった、システム活用に関わる業務の工数を大幅に削減している大手企業事例もある。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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