米VMware内のSpring開発チームは、「Spring Cloud Azure 5.0」の一般提供を、1月26日(現地時間)に開始した。
Spring Cloud Azureは、SpringとAzureサービスとのシームレスな統合を提供するオープンソースプロジェクト。開発者は、数行の設定と最小限のコード変更のみで、Azureサービスに接続して使用するためのSpringの慣用的な方法を得られる。
「Spring Cloud Azure 5.0」では、Spring Boot 3とSpring Cloud 2022.0.0の統合によって、いくつかの重要な変更が行われた。
また、JavaアプリケーションからAzureデータベースおよびイベンティングサービスへのパスワードレス接続は、Spring Cloud Azure 5.0にて一般提供されており、ネットワーク上でユーザー名とパスワードを渡すことなくサービスへ安全にアクセスできる。
さらに、Spring InitializrのAzure SupportモジュールがSpring Boot 3をサポートするようになったので、Spring Initializrから直接Spring Cloud Azure 5.0を始められる。
Spring開発者がAzureでSpringアプリケーションをコーディング、デプロイ、スケーリングするのを支援すべく、新たにオンラインリソース「Azure for Spring developers」を作成した。また、Spring Cloud Azureのドキュメントを再設計して、開発者が必要なものをより簡単に見つけられるように有用なシナリオと組み合わせている。
そのほか、数多くの機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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