米Salesforceと米OpenAIは、Slack用ChatGPTアプリのベータ版を、3月7日(現地時間)にリリースした。
Slack用ChatGPTアプリは、Slackプラットフォーム上にOpenAIによって構築されており、ChatGPTのAIテクノロジーを統合することで、即時の会話要約、調査ツール、ライティング支援を提供し、企業の生産性向上を支援する。
AIを活用した会話の要約によって、何が起こっているのかをすばやく把握できるようになるほか、AIを活用した調査ツールを使用することで、ベストプラクティスの調査や新たなアカウントの開拓といった専門知識の学習および構築が、Slack上で可能になる。さらに、AIを活用したメッセージの作成支援によって、メッセージの返信やステータスの更新、会議メモの作成に費やす時間を大幅に減らせる。
OpenAIは長年Slackを利用しており、500万件以上のメッセージを送信するとともに、顧客と直接つながるための170以上のSlackコネクトチャンネルを保有する。また、70超の統合アプリを用意し、ユーザー同士や顧客とつながるための日常業務の一環としてハドルを利用している。
OpenAIは、SlackプラットフォームのさまざまなSDK、フレームワーク、開発ツールを活用して、Slack用ChatGPTアプリを構築することで、初日から安全かつスケーラブルな環境を実現した。
なお、OpenAIでは営業、サービス、エンジニアリングの各チーム間で顧客と直接やり取りするために、Slack用ChatGPTアプリの試験運用を開始している。
先述の通り、Slack用ChatGPTは現時点ではベータ版であり、利用にあたっては登録が必要になる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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