米Microsoftは、コードエディタVisual Studio Codeにおいて、2023年3月に行われたVisual Studio Codeのアップデート内容について紹介している。
2023年3月に行われたアップデートでは、スクリーンリーダーのユーザーにターミナルコンテンツへのアクセスを提供するターミナルアクセシブルバッファがアップデートされ、セッション終了までアクティブなままで保たれるようになった。
また、ホバーコントロールにフォーカスした際に、キー操作で水平および垂直にスクロールできるようになったほか、現在のコンテキストを離れることなく通知のプライマリアクションの実行が可能になるとともに、スティッキースクロール行にフォーカスしてキー操作で移動できるようになっている。
さらに、GitHubリポジトリでの作業時に、エディタのガターからエディタ行または範囲のディープリンクのコピーが可能になったほか、ファイルの内容に基づく拡張機能の推奨、スティッキースクロールにおいてデフォルトモデルを選択できるようになった。また、ターミナルタブのホバーにおけるシェルのプロセスID、完全なコマンドライン、拡張環境変数のコントリビューションの表示、GitHubおよびAzure Reposリポジトリ編集時の、Git LFSなしでのLFS追跡ファイルのコミット、ノートブック保存時のフォーマットの有効化、ノートブックの検索コントロールにおけるセル入力/出力テキスト検索のデフォルト化などに対応した。
ほかにも、Web用Visual Studio CodeのGitHubおよびAzure Reposリポジトリ内での.gitignoreファイルのサポートが追加されるとともに、リモート開発拡張機能によりDev Container、SSH、リモートトンネル経由でのリモートマシンまたはWindows Subsystem for Linux(WSL)を開発環境として使えるようになっている。また、署名検証が失敗しても拡張機能がブロックされないようになったほか、拡張機能を通じたAIペアプログラマであるGitHub Copilotの利用が可能になるなど、さまざまな機能追加・改善が行われた。
なお、新たな言語機能、パフォーマンスの向上をはじめ、数多くの重要な改善やバグ修正が実施された「TypeScript 5.0.2」が付属している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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