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Microsoft、「Visual Studio Code」のPython/Jupyter向け拡張機能の2023年4月版を公開

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 米Microsoftは、コードエディタ「Visual Studio Code」の、Python/Jupyter向け拡張機能の2023年4月版を、3月31日(現地時間)に公開した。

 まずは、Visual Studio CodeのInsidersビルドで利用できる「Data Wrangler」という拡張機能が登場した。この拡張機能はPythonで表形式のデータを扱うときに便利な機能を提供する。Data Wranglerは、データ分析ライブラリ「Pandas」がデータフレームを出力したときや、CSV形式、あるいはParquet形式のファイルを右クリックすることで起動する。

 Data Wranglerを利用することで、データの誤りや一貫性の欠如、データの欠損などを探しやすくなり、データ品質のチェックが容易になる。さらに、データの分布を図で表示したり、データを任意の形式に変換する機能も持っている。

 さらに、データに変更を加えると、Data Wranglerは、オープンソースのPythonライブラリを利用してデータ形式を変換するコードを生成する。Microsoftは、Data Wranglerを利用することで、コードではなく、データに集中できるとしている。

 また、変数名や関数名、クラス名(シンボル)を指定して、関連するコードもまとめて同一ファイル内の別の位置や、新しいファイルに移動させる機能も加わった。この機能は、ユーザーからの要望が最も多かったものの1つだという。

 また、コマンドパレットから実行していた「Python: 環境の作成(Python: Create Environment)」コマンドが、ボタンに変化した。このボタンは、「requirements.txt」や「pyproject.toml」といった依存関係を記述したファイルを表示したときに画面右下に現れる。このボタンを押すことで新しい仮想環境を構築し、依存関係にあるファイルをインストールする。

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