米Googleは、次世代の大規模言語モデル「PaLM 2」を、5月11日に発表した。
PaLM 2は、多言語、推論、コーディング機能を向上させた最先端の言語モデルで、100を超える多言語テキストにより重点を置いて学習しており、慣用句、詩、なぞなぞといったニュアンスを含む表現を数多くの言語で理解、生成、翻訳する性能を大幅に向上している。
学習に用いた広範なデータセットには、数式を含む科学論文やWebページが含まれているため、ロジック、常識に基づく推論、数学に関する能力が向上した。
さらに、公開されている大量のソースコードデータセットで事前学習を行ったことで、PythonやJavaScriptといったよく使われるプログラミング言語をはじめ、Prolog、Fortran、Verilogといった言語でもコードを生成できる。
Gecko、Otter、Bison、Unicornという4つのサイズが用意されており、Geckoは非常に軽量なのでモバイル端末での動作が可能であり、オフライン状態でもデバイス上でインタラクティブアプリケーションを実現するための、十分な処理速度を備えている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です