SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

CodeZineニュース

WebAssemblyでPOSIXの機能を利用可能にする仕様「WASIX」が公開

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米Wasmerは、WebAssemblyでPOSIX(Portable Operating System Interface)の機能を利用可能にする新しい仕様「WASIX」を5月30日に公開した。WASIは、WebAssemblyをWindows、macOS、Linuxで動作可能にするための仕様であるWASIを拡張したものだ。WASIでは、OSのファイルシステムやネットワークなどを安全に利用可能にするAPIを定義している。

 WASIXは、マルチスレッド処理やバークレーソケット、プロセスのフォーク、DNSによる名前解決など、POSIXが定義する機能の多くをWebAssemblyで利用可能にする。現在のところWASIXはRustとC言語で利用でき、ZigやAssemblyScriptへの対応も予定している。

 WASIXを利用したプログラムを作成するには、上記の対応言語でWASIXのAPIを使ってプログラムを記述し、WASIXのツールチェーンでビルドする必要がある。そしてそのプログラムを実行するにはWebブラウザか、WASIX対応ランタイムが必要だ。現時点でWASIXに対応するランタイムは「Wasmer」のみとなっているが、ほかのランタイムも対応する見込みだ。

 今回WASIXの仕様を策定したWasmerは、今後の仕様策定にほかの企業や団体が参加することを期待しているとしている。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/17856 2023/06/05 09:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング