ELSOUL LABOは8月1日、アプリ開発を高速かつ低コストにするオープンソースのサーバーレスフレームワーク「Skeet v1」のメジャーリリースを発表した。本フレームワークにより、SkeetにおいてGraphQL及びSQLを利用しての開発が可能になる。
「Skeet」はGCP(Google Cloud)とFirebase上にゼロメンテナンスアプリを構築できるオープンソースのサーバーレスフレームワーク。APIやWebアプリをTypeScriptですばやく開発することができる。
今回のアップデートでSkeetは、GraphQLやSQLを活用したアプリケーションの開発に対応した。これより、SQLとNoSQL、両方のデータベースタイプのメリットを取り入れた、ハイブリッドな開発が可能になる。
また、本アップデートでは、「Prisma」と「Apollo」というツールを活用することで、データベースやAPIをUIで可視化できるようになった。これにより、開発者はコードを書くだけでなく、直感的にデータ構造を理解し、操作できる。
「Prisma」は、SQLをTypeScriptやJavaScriptで簡単に扱うことができるORM。Skeetでは、Prismaを用いてデータベースのスキーマをシンプルかつ柔軟に定義できる。加えて、マイグレーションは自動生成され、開発に役立つTypeScriptの型も提供される。
「Apollo」はGraphQL APIサーバーを開発するためのツール。Apolloの開発者コンソールでは、GraphQLのスキーマを可視化し、リアルタイムでAPIのテストを行うことができる。新しいUIでは、使いたいGraphQL QueryやMutation、データの内容をクリックするだけで、実際にフロントエンドで利用するGraphQLを生成できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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