米Microsoftは、ヘルパーや拡張機能、カスタムコントロールなどを収録したライブラリであるWindows Community Toolkitの最新バージョンとなる、「Windows Community Toolkit v8.0」を9月7日(現地時間)にリリースした。
Windows Community Toolkit v8.0では、どの新しい機能やパッケージを使用するかに関係なく、パッケージ内のコードの名前空間が統合されたため、複数のプラットフォームをターゲットにする場合、またはそれらの間で移行する場合、Windows Community Toolkitを参照するコードを変更する必要がなくなっている。また、名前空間の統合に合わせて、パッケージの命名規則も変更された。
新機能としては、SizersパッケージにおいてGridSplitterのルック&フィールや動作などが改善されるとともに、拡張されたNavigationViewやExpanderで作成されたポップアウトドロワのように、既存コントロールのサイズ変更を可能にする、ContentSizerとPropertySizerの2つのコントロールが追加されている。また、HeaderedItemsControlとHeaderedContentControlを含む新しいHeaderedControlsパッケージは、新たなコンポーネントとしてHeaderedTreeViewを導入した。
ほかにも、フィルタの設定やビューの変更などに対応した新たなコントロールであるSegmentedや、見栄えのよい設定エクスペリエンスを簡単に作成可能な新機能SettingsCardとSettingsExpanderが追加されたほか、InAppNotificationがStackedNotificationsBehaviorに置き換えられ、InfoBarコントロールを使ってアプリ内で通知を提供できるようになるなど、さまざまな機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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