Relicホールディングスは、業界初となるレベニューシェアモデル(収益分配型・成果報酬型)の新規ソフトウェア開発を行うPro3Labを、スタートアップスタジオ「Relic Startup Studio:ZERO1000 Ventures」の第4号案件として採択し、設立したことを12月5日に発表した。完全成果報酬型エンジニアリング事業は、同日に提供を開始している。
Pro3Labでは、Relicでこれまで数多くの新規事業に取り組む中で得た豊富なノウハウを持つ創業メンバーが、Relicホールディングスからの出資によるさまざまなアセットを活用して、より機動性を持った完全成果報酬型エンジニアリングによる新規事業の立ち上げを支援/推進していく。
完全成果報酬型エンジニアリング事業は、大志あるパートナーの事業アイデアに対して開発工数を先行投資し、将来の売上・粗利または株式などによる現物出資からシェアを得るスキームによって、パートナーが初期開発費用を抑え新たな開発に挑戦しやすくする「レベニューシェア」モデルでエンジニアリングを提供する。準委任や請負契約で実施する際の開発初期費用よりも大幅に廉価な費用によって、共同で収益化を目指す。
企画/要件定義/デザイン/フロントエンド/バックエンド/インフラ/セキュリティ/サービス運用といった、ソフトウェア開発に必要な工程についてはすべてを一貫してPro3Labが提供、完結するほか、プロトタイピングとしてローコード/ノーコードツールを使った開発やChatGPTをはじめとする生成AIを活用した開発など幅広い開発知見を有し、サービスのグロースに必要な技術を共同開発の中で最適な形で活用する。
完全成果報酬型エンジニアリング事業を活用してもらいたい、パートナーのイメージは以下の通り。
- 特定の事業領域に対して、明確な事業課題・アイデアを保有し、それに対する明確な顧客ニーズがあることが見込めている事業者
- 事業アイデアを有し、見込み顧客にリーチできるチャンネルも保有しているものの、開発リソース不足と予算不足に悩む事業者
- Webアプリケーションやソフトウェア開発などの経験・知見はないものの、特定の事業領域に対して独自の知見や専門性を有し、システムを活用した新規事業アイデアを実現したいという事業者
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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