プログラミング言語「Rust」の開発チームは、近日中に公開予定の「Rust 1.75」で、「impl Trait」構文が安定化すると12月22日(現地時間)に明らかにした。この構文は2018年5月公開のRust 1.26から試験的に導入していたもの。
impl Traitは、関数の引数の記述を簡素化する構文。クロージャ、イテレータなど型表現が複雑になるものが戻り値になる場合に、impl Traitを使うことで、戻り値で型を特定する必要がなくなり、コード記述量が減る。
また、非同期処理の記述に使う「async fn」を、トレイトの記述に使えるようになるなど、いくつかの新機能が加わっている。Rust 1.75は12月28日(現地時間)に公開予定。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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