米Microsoftは、Visual Studio向けのチャットを通じてコード作成を支援する拡張機能「GitHub Copilot Chat」において、2つの新機能を追加したことを1月24日(現地時間)に発表した。
GitHub Copilot Chatに追加された新機能の1つは、Copilotに特定のタスクを実行するよう指示可能なスラッシュコマンド(/)で、コード上で特定のアクションを実行するためにチャットで使用できる特別なコマンドとなっている。
おもな用途としては、ドキュメントへのコメントの追加、コードの説明、選択したコードに存在する問題への修正提案、質問への回答によるコードの生成、ヘルプの表示、選択したコードの実行時間分析および改善、選択したコードの単体テスト作成などが想定される。
もう1つの新機能は、質問にファイルを追加するコンテキスト変数で、#記号を使ってファイルを参照すると、Copilotはファイルの内容にアクセスして、そのファイルに関するより具体的な質問に答えてくれる。コンテキスト変数によって、コピーを貼り付けることなくプロジェクトにコンテンツを付け加えられるので、時間と労力の節約になる。
そのほか、ブレビュー版の機能として、コード内の例外を診断して修正する際に便利なException Assistant in debugger、コード内に条件付きブレークポイントを設定するのに役立つSuggestions for breakpoint expressions、Gitのコミットメッセージを生成してくれるCommit message suggestions、ソリューション内におけるコード要素の参照を検索して移動するのに便利なSolution reference、コードのパフォーマンスの最適化に役立つSuggestions in the Performance Profiler、単体テストの失敗をデバッグして修正する際に便利なTest failure Analysisも公開されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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