プログラミング言語Pythonの開発チームは、最新であり計画されている6つのアルファリリースの4番目となる、「Python 3.13.0 alpha 4」を2月15日(現地時間)に公開した。アルファリリースは、新機能とバグ修正の現在の状態をテストし、リリースプロセスをテストしやすくすべく行われている。
現時点では、Python 3.13の多くの新機能は計画かつ開発が進められている段階であり、グローバルインタプリタロックの削除と、パフォーマンスを向上させるための作業が急ピッチで進められているという。
おもな新機能としては、対話型インタプリタにおいて例外トレースバックがデフォルトで色付けされるようになったほか、予備的なJITが実験的に追加され大幅なパフォーマンス向上のための基礎が提供されるようになった。また、docstringの先頭インデントが削除されたことによる、メモリ使用量と.pycファイルのサイズ削減、多くの非推奨モジュールの削除、標準ライブラリモジュールにおける非推奨となっているクラス、関数、メソッドなどの削除、C APIにおける非推奨化および削除などを予定している。
アルファ版の段階では、ベータ版のリリース開始(5月7日を予定)まで機能が追加される場合があり、必要に応じてリリース候補の段階(7月30日を予定)まで機能が変更または削除される場合がある。次回のアルファリリースとなる「Python 3.13.0 alpha 5」は、3月12日(現地時間)の公開を予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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