IDC Japanは4月4日、国内ITサービス市場予測を発表した。
本調査は、国内ITサービス市場を12の市場セグメントと18の産業分野に分類し、2028年までの市場規模予測を行っている。
市場予測によると、2023年の国内ITサービス市場は、前年比6.0％増で6兆4608億円となった。同市場で5％を超える成長率を記録したのは、2010年以降では初めて。
2024年以降も全体として好調で、2023年から2028年までの年間平均成長率（CAGR）は 4.8％となり、2028年には支出額が8兆1495億円に達すると予測されている。
2023年の国内ITサービス市場は、国内企業のデジタルビジネス化に向けたマイグレーション／モダナイゼーション、およびデジタルイノベーション需要が活発化し、好調な推移を見せた。特に、ITコンサルティングやSIを含むプロジェクトベース市場が好調で、クラウド移行やモダナイゼーションなどのプロジェクトが貢献した。
産業分野別では、政府／公共が中央官庁の既存システム更新やデジタルガバメント推進の大型案件で伸長した。また製造では、基幹系システムの刷新やクラウド移行、流通では顧客エクスペリエンス（CX）最適化などがITサービス支出の主要な牽引要因となった。
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CodeZine編集部（コードジンヘンシュウブ）
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