米Amazon Web Servicesは、「Amazon Elastic Kubernetes Service(Amazon EKS)」における、Kubernetesバージョンの延長サポートの一般提供を、4月1日(現地時間)に開始した。
Amazon EKSにおけるKubernetesの標準サポートは、KubernetesのマイナーバージョンがAmazon EKSで利用可能になると開始され、マイナーバージョンのKubernetesプロジェクトサポート期間と同様の14か月間継続される。その期間を過ぎると、Kubernetesプロジェクトはマイナーバージョンのセキュリティパッチのリリースを停止する。
今回、一般提供が開始されたAmazon EKSの延長サポートは、標準サポートの終了直後に開始され12か月間継続される。延長サポート期間中のEKSクラスタは、Kubernetesコントロールプレーンのセキュリティパッチ、Amazon VPC CNI、kube-proxy、CoreDNSアドオン、AWS公開のEKS-Optimized AMI、EKS Fargateノードの重要なパッチを引き続き取得できる。
延長サポートは、Kubernetes 1.21以降で利用可能となっており、すべてのAWSリージョンが対応している。延長サポート期間にKubernetes 1.23以降を実行しているEKSクラスタは、4月1日(現地時間)からクラスタあたり1時間0.60米ドルが課金される。また、Kubernetes 1.21および1.22を実行しているEKSクラスタは、5月1日(現地時間)以降クラスタあたり1時間0.60米ドルが発生する。
なお、標準サポートのKubernetesバージョンを実行しているEKSクラスタでは変更が行われず、クラスタあたりの課金額は引き続き1時間0.10米ドルとなる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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