CodeZineを運営する翔泳社より、6月12日(水)に書籍『ソフトウェア開発現場の「失敗」集めてみた。 42の失敗事例で学ぶチーム開発のうまい進めかた』が発売となりました。
本書ではソフトウェア開発の工程で起こりがちな42の失敗事例を取り上げ、その原因と回避方法を解説しています。
特に新任リーダーやチームで開発に取り組むエンジニアにとって、絶対に避けるべきだとわかっていながら避けられない失敗や、気づいたらはまってしまっていた落とし穴など、チームの足を止める状況はできるだけ避けたいものです。もし完全には避けられないなら、被害を最小限に抑える必要があります。
紹介する失敗エピソードは、例えば下記のようなもの。それぞれのエピソードに、架空の開発現場を舞台にした4コマ漫画も収録しています。
- 機能がてんこ盛りで実装が間に合わない「全部入りソフトウェア」
- お願いされた機能を断れない「八方美人な仕様」
- ユーザーを迷わす自分ルールのUI「オレオレ表記」
- 行間を読ませる「文学的仕様書」
- リリース版が復元できない「不完全リポジトリ」
- アクションしない「聞くだけ進捗会議」
- 施策を打ち続ける「カイゼンマニア」 etc.
成果に直結する仕事に注力するためにも、ぜひ本書で余計な失敗に出くわさない方法を掴んでおいてください!
特別抜粋版を無料公開!
本書から5つの失敗エピソードを抜粋した「特別抜粋版」を公開中です。無料でどなたでもお読みいただけます。
01:なんでもできる「全部入りソフトウェア」
09:ユーザーを迷わす「オレオレ表記」
12:行間を読ませる「文学的仕様書」
21:バグ修正が新たなバグを生む「バグ無間地獄」
24:アクションしない「聞くだけ進捗会議」
ちょっと中身を読んでみたい方や、失敗エピソードが気になる方はぜひ。
※リンク先ページの中段にある「ダウンロードする」ボタンからPDFファイルを取得できます。
目次
Chapter1 「企画」で失敗
01:なんでもできる「全部入りソフトウェア」
02:みんなの願いをかなえたい「八方美人仕様」
03:顧客要望通りの「使えないソフトウェア」
04:製品のことしか記載のない「足りない成果物」
05:ほっとくだけで大問題「新OS地獄」
06:リーダーも新人も一緒「全員一人前計画」
Chapter2 「仕様」で失敗
07:実装できない「ふんわり仕様」
08:解読が必要な「難読仕様書」
09:ユーザーを迷わす「オレオレ表記」
10:知らんけど「知ったかぶり技術」
11:カタログだけで判断する「スペック導入」
12:行間を読ませる「文学的仕様書」
13:ゴールがあいまいな「おまかせ委託」
14:業界用語でイキる「玄人向けUI」
Chapter3 「設計・実装」で失敗
15:自在に解釈可能な「形だけインターフェース」
16:自分だけの都合で変更する「自己中改造」
17:リリース版が復元できない「不完全リポジトリ」
18:もう開発環境がない「伝説のオーパーツ」
19:夜な夜な数えるbyte数「メモリ怪談」
20:つい自分でやってしまう「経験値泥棒」
21:バグ修正が新たなバグを生む「バグ無間地獄」
22:今がすべて「動けばいいじゃん症候群」
23:チームを守れない「ノンポリリーダー」
Chapter4 「進捗管理」で失敗
24:アクションしない「聞くだけ進捗会議」
25:残業も開発計画に入っている「時間泥棒」
26:会議が会議を呼ぶ「増殖する会議」
27:また責められる「怖い会議」
28:職場が戦場になる「不機嫌なチーム」
29:メールが業務の起点「メールドリブンワークスタイル」
30:施策を打ち続ける「カイゼンマニア」
31:世の中どうあれ「初期企画至上主義」
32:変更されない「完璧な計画書」
33:リリース直前に発覚「ステルス課題」
Chapter5 「品質評価」で失敗
34:バグが出ない「開発者バイアス」
35:作ってみてのお楽しみ「でたとこ性能」
36:すべてのバグを許さない「ゼロバグ出荷」
37:こっそり直す「ステルス修正」
38:リリース日が来たので「とにかく出荷」
Chapter6 「リリース後」に失敗
39:出荷したので解散「出しっぱなしプロジェクト」
40:正しい動作かわからない「ライセンスの迷宮」
41:問題は出ないはず「ノーログ戦法」
42:犯人を追い込む「お呼びでない名探偵」
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- この記事の著者
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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