チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは、2024年版「クラウドセキュリティレポート」を5月13日に発表した。同レポートは、クラウドセキュリティインデントの危機的な急増に注目しており、800以上のクラウドとサイバーセキュリティプロフェッショナルを対象に行ったアンケート調査を元にしている。
調査対象者に、過去12か月間にパブリッククラウドの利用に関連したセキュリティインシデントを経験したことがあるかを尋ねたところ、「経験した」とする回答は2023年は24%だったのに対して、2024年は61%と大幅に増加した。
クラウドセキュリティにおける最優先事項を尋ねた質問(複数回答)では、ほとんどが既知の脆弱性や悪意ある行動パターンにフォーカスした脅威の検知と監視を優先している一方で、「防止」を挙げる回答は21%に留まっている。
軽減が必要なクラウドセキュリティの量に対する懸念を尋ねたところ、リスクを容易かつ迅速に軽減することができているという回答はわずか4%と、大多数の組織がリスクへの対応能力に懸念を抱いていることが明らかになった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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