米Oracleと米Amazon Web Servicesは、提携を結ぶと9月9日(現地時間)に発表した。これで、Amazon Web Servicesが、自社のデータセンターに用意した専用の設備を使って、「Oracle Autonomous Database」と「Oracle Exadata Database Service」のサービスを提供することになる。2024年中にプレビューとして提供を開始し、2025年から世界各地のリージョンに展開していくとしている。
Amazon Web Servicesのデータセンターで、Oracleのデータベースサービスが利用可能になることで、OracleのデータベースサービスとAmazon Web Servicesが提供している各種サービスを最短の遅延で連携させることが可能になる。
両社は今回の提携によって提供を始めるサービスを「Oracle Database@AWS」と呼んでいる。Oracleは2023年9月にはMicrosoftとの提携で「Oracle Database@Azure」を、2024年6月にはGoogle Cloudとの提携で「Oracle Database@Google Cloud」を提供すると発表している。MicrosoftやGoogle Cloudでは、自社のデータセンターにOracle Cloud Infrastructureで使用しているハードウェアを収容して、サービスを提供していることから、Amazon Web Servicesも同じ手法を採ると考えられる。そして、今回の提携によって3大クラウド事業者でOracleのデータベースサービスを利用できるようになった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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