米Amazon Web Servicesは、コンテナの実行、管理サービス「Amazon Elastic Container Service(ECS)」が、コンテナの実行基盤としてGravitonプロセッサで動作するAWS Fargate Spotに9月6日(現地時間)対応した。すでに全世界のリージョンが対応している。
AWS Fargateは、サーバーレスのコンテナ実行環境で、AWS Fargate Spotは、Amazon Web Servicesの空いている設備をコンテナ実行基盤として提供するサービス。空きがあれば、コンテナの処理速度を高めることができるが、空きがなくなってくると設備が縮退し、処理性能が低下し、処理が中断することもある。AWS Fargate Spotでは、処理能力の増減が予期できないため、AWS Fargateに比べて最大で70%割引の料金で利用できる。
今回は、コンテナの実行基盤としてGravitonシリーズのプロセッサで稼働するAWS Fargate Spotを利用できるようになった。64ビットArm命令セットに準拠するGravitonプロセッサは、IntelやAMDのプロセッサに比べて安価に利用できるため、コスト削減を目的にGravitonプロセッサを選択するユーザーが増えつつある。さらに、割安で利用できるAWS Fargate Spotをコンテナの実行基盤として提供することで、さらなるコスト削減を求めるユーザーに応える。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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