米GitHubは、同社が提供しているAIアシスタントサービス「GitHub Copilot」を米Microsoftの統合開発環境「Visual Studio Code」で利用するための拡張機能に加わった新機能を解説する文書を9月9日(現地時間)に公開した。今回の文書では、2024年8月に加わった新機能を紹介している。
まず、テストコードを簡単な操作で生成させることができるようになった。コンテキストメニュー(マウスの右クリックで現れるメニュー)で適切な項目をクリックするか、インライン表示の入力欄に「/tests」と入力してEnterキーを押すだけで、作成中のコードに対するテストコードを生成する。すでにテストコードのファイルが存在する場合は、新たに生成したテストコードをそのファイルに追加し、ファイルが存在しない場合は、新たにファイルを作成して、テストコードを保存する。
また、過去にGitHub Copilotと交わしたやり取りを、再び見返す際に便利な機能も加わった。それぞれのやり取りの履歴に、AIが適切な名前を自動的に付けるようになり、ユーザーが簡単に内容を思い出せるようになった。この名称は、ユーザーが変更することも可能になっている。
そして、GitHub Copilotからの返答に満足できなかったときに、その旨を伝える機能も使えるようになった。親指を下に向けた握り拳のアイコンをクリックすると、いくつかの項目が現れ、その中から抱いた不満に当てはまる項目を選択することで、どのようなことに不満を抱いたのかをGitHub Copilotに伝えることができる。GitHubは、こうして集めた反応を基に、GitHub Copilotの改善を進めるとしている。
今回のアップデートでは、このほかに3種類ほどの実験的な機能が加わっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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