パーソルクロステクノロジーは、マクロデータの属人化、システムのブラックボックス化による経済損失を意味する「2025年の崖」を解決して、生産性向上を実現する「モダナイゼーション支援サービス」の提供を、11月14日に開始した。
現在、日本の企業ではDXへの取り組みが着実に浸透しているものの、企業規模によってDXへの取り組みに大きな差異がみられる。
とりわけ100名以下の企業において、DXへの取り組みが進められない理由としては、20年以上前に当時の担当者が作ったマクロデータやシステムをそのまま使用し続けており、設計書がなく作り直すことができずに仕方なく古いまま運用しているなど、DX推進スキルを持った人材がいないことが挙げられる。
そのような企業では、作業が非効率であったり、法令の改定にともない機能を追加する際に不具合が生じたりと、大きな損害につながってしまう可能性もある。
今回提供が開始された「モダナイゼーション支援サービス」では、ExcelやAccessを使用したマクロデータの課題を顧客からヒアリングして、業務に最適化された状態でMicrosoft Power Platformへ移行する。また、パーソルクロステクノロジーがこれまでに蓄積してきた、知見や膨大なデータを活かしたモダナイゼーションツールによって、コード解析作業を省力化してリバースエンジニアリングを行う。
Microsoft Power Platformへの移行を通じて、従来は設計内容が不明瞭で仕方なく使っていたようなシステムが明瞭化され、属人化の解消につながり、専任の担当者が不在でも柔軟な対応が可能になるため、業務の停滞を防げる。また、セキュリティの強化も図れる。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です