ランサーズは、同社の運営するフリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」において集計した「2024年必要とされたスキルランキング」を、フリーランスの日である12月16日に公開した。同ランキングは、「Lancers」上の仕事カテゴリ別の発注数や、検索されたキーワードに基づいて作成されている。
2024年必要とされたスキルランキングとしては、他を大きく引き離して「AI・機械学習・ChatGPT」が1位となった。また、アフターコロナの影響で生活や働き方が変化して、新規事業や事業改革への企業の関心が高まっている流れを受けて、事業戦略を支援する「企画・PR」や「コンサルティング」が上位にランクインしている。また、事業の認知拡大や販路拡大を支援する「看板・地図・インフォグラフィック」や「ECサイト構築・運用」が新たにランクインした。一方で、「営業代行・インサイドセールス」や「セールス・ビジネスサポート」は、2023年から継続的な需要がみられるものの、2023年と比較して順位を下げている。
2024年の検索キーワードランキングでは、2024年必要とされたスキルランキングで1位となった「AI・機械学習・ChatGPT」に関連して、「ChatGPT」が2位にランクインした。一方で、生成AIの普及が影響してか「文字起こし」は18位と大幅に順位を下げている。また、「動画編集」が3年連続で1位となったほか、「SNS運用」「ショート動画」「LINE」といったSNS関連キーワードが多くランクインした。そのほか、「ロゴ」「LP」「チラシ」「名刺」「バナー制作」は2024年も需要を維持し、3年連続でランクインしている。
2024年のWebマーケティングスキルランキングでは、2023年まで上位にランクインしていた「Webマーケティング・集客」がランク外となった。これは、「Lancers」が従来のカテゴリを「SEO対策」「SNSマーケティング」「Webサイト分析」「YouTube・動画マーケティング」「リスティング・ディスプレイ広告」の5つに細分化したことが要因となっている。細分化された5カテゴリの依頼数を合計すると、2023年の「Webマーケティング・集客」を上回っており、Webマーケティングの需要が依然として高いことが明らかになった。とりわけ、「SNSマーケティング」の割合が高く、検索キーワードランキングでも「SNS運用」が5位にランクインするなど、その重要性が急速に高まっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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