英Armは、AI開発者用ツールとして世界で広く導入されているGitHub Copilotに向けて、Arm拡張機能の一般提供を2月19日に開始した。
今回、一般提供が開始されたArm拡張機能によって、多くのGitHub CopilotユーザーにとってArmベースのテクノロジをより利用しやすく、開発しやすくなる。また、今回の一般提供においてはじめて、GitHub Actions、Arm Runners、GitHub Copilot向けArm拡張機能を採用した包括的なCI/CDパイプラインが、世界中の開発者を対象にArm環境で全面的に無償利用できるようになった。
なお、Arm拡張機能は今後も進化を続け、以下のような幅広いアプリケーションのサポートを予定している。
- 生成AI:AIアプリケーションの作成とデプロイを簡素化
- モバイルとゲーム:Armベースのプラットフォーム上でのアプリのパフォーマンスを最適化
- IoTとソフトウェア定義型自動車:「クラウドからエッジ」と「クラウドから自動車」のデプロイ向けのシームレスなワークフロー
同社は現在、CI/CDおよびMLOpsのパイプラインとGitHub ActionsのArmホスト型ランナーで構成される、完全統合型の開発環境を提供しており、最近発表された無償のArm向けGitHubランナーと合わせて、開発者は完全統合型のネイティブArmワークフローを活用した、あらゆる市場向けのクラウドからエッジに至る開発作業の合理化が可能になる。
開発者は、GitHub Actionsを通じて機械学習ライフサイクル内の各工程を統合・自動化するエンド・トゥ・エンドのMLOpsワークフローを構築できる。Armベースのプラットフォーム上でこうしたワークフローをネイティブで実行することで、開発者はクラウドからエッジへの最適化といった、AI/MLアプリケーションにおける大きな優位性を引き出せる。
さらに、今後はBF16やI8MMといったArmのアーキテクチャ機能に加えて、機械学習パフォーマンスを高速化するSVE2など、ネイティブのAzure Cobalt 100 GitHubランナー内での、Armv9の最新のアーキテクチャ機能の採用が容易になる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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