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テクマトリックス、機能安全開発向けユニットテストツール「C/C++test CT 2025.2」を販売開始

 テクマトリックスは3月30日、米国Parasoft Corporationが開発したC言語およびC++言語対応のテストツール「C/C++test CT 2025.2」の販売を開始した。同ツールは、自動車、産業機器、医療機器などのセーフティ・セキュリティクリティカルなソフトウェア開発において、C++言語に特化したオープンソースのユニットテストフレームワークであるGoogleTestの活用を支援するものである。

 近年、モダンC++による開発の普及に伴い、GoogleTestの利用ニーズは非常に高まっている。BazelやCMakeといった複雑なビルドシステムおよびCI/CDパイプラインへの統合が容易であることや、導入・トレーニングコストの低さから、特に自動車業界をはじめとする多くの現場で採用が進んでいる。

 しかし、機能安全規格への準拠が求められる開発においては、使用するテストツールの「ツール適格性評価」または「ツール認証」が必須となる。オープンソースであるGoogleTestには、開発元による認証やサポートが存在しないため、これまではユーザー自身が多大な時間とコストを払い、使用実績や実行結果の妥当性を検証するドキュメントを作成し、ツール適格性評価を行わなければならないという課題があった。

 C/C++test CTはツール認証取得済みのGoogleTestをパッケージとして含み、第三者認証機関であるTÜV SÜDよりツール認証を習得している。ParasoftがGoogleTestの各APIに対して妥当性の検証を行い、機能安全開発に使用可能なAPIリストを提供することで、ツールおよびフレームワーク全体の動作の安全性・信頼性を保証する。

 ユーザーに提供されるパッケージには、GoogleTestの認証およびAPIの妥当性を証明するエビデンスが含まれており、開発者は個別に適格性評価を行う手間を大幅に削減できる。また、GoogleTestのバージョンが更新された際も、順次最新バージョンに追従してツール認証を取得していく計画である。

 本ツールは、GoogleTestをはじめ、Boost.TestやCppUnit、CppUTestなどのオープンソースフレームワークを用いたテスト実行において、詳細なカバレッジ計測を可能にする。一般的なオープンソースのカバレッジ計測ツールでは対応が難しい、MC/DC(改良条件判定網羅)を含む以下8種類のカバレッジを計測できる。

  • 行カバレッジ
  • ステートメントカバレッジ
  • ブロックカバレッジ
  • 判断文カバレッジ
  • 単純条件カバレッジ
  • MC/DCカバレッジ
  • 関数カバレッジ
  • コールカバレッジ

 計測結果はHTMLレポート上で可視化され、判断文カバレッジと単純条件カバレッジ、MC/DCカバレッジにおいては、インラインコメントによるヒント表示機能により、未テストの条件を網羅するために必要なデータなどを提示する。

ソースコードアノテーション付き詳細HTMLレポート
ソースコードアノテーション付き詳細HTMLレポート

 さらに、ALM(アプリケーション・ライフサイクル・マネジメント)ツールとの連携もサポートしている。付属ツールであるParasoft DTPを経由することで、要件とテストケースを関連付け、機能安全規格で求められる双方向トレーサビリティを確保できる。これにより、要件の実施状況のモニタリングや変更管理の効率化、品質向上を支援する。

Parasoft DTPと連携したテストトレーサビリティの確保
Parasoft DTPと連携したテストトレーサビリティの確保

 最新のAI技術への対応として、MCP(Model Context Protocol)サーバーを標準搭載した。これはAIエージェントが外部データにアクセスするためのブリッジとして機能する。ツールのユーザーガイドやカバレッジデータといった構造化データをAIエージェントに提供することで、AIを活用した回答生成や、より精度の高いテスト実施の提案が可能となる。

MPCサーバーとAIエージェントによる効率的なテストの実施
MPCサーバーとAIエージェントによる効率的なテストの実施
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