「コードを書く道具」から「開発を任せるエージェント」へ——Codexとは何か
Codexは、OpenAIが提供するソフトウェア開発特化型のAIエージェントツール。2025年5月にWebバージョンの提供を開始し(Codexリリース時のブログ)、Codex CLIはそれに先立つ前月にリリースされ、モデルと機能の両面で進化を続けてきた。インタビュー当日(4月8日)時点で、週間アクティブユーザーが300万人を突破したことが明かされ(参考:OpenAI Sam Altman氏のXポスト)、直近約1か月で200万人から300万人へ、100万人増加したという急成長ぶりも示された。
瀬良氏はAIコーディングの変遷をこう振り返る。「1年前は、コードエディターの横でAIとチャットしながらペアプログラミングをするスタイルが主流でした。でも去年後半から、実装作業そのものをAIに100%任せて、人間は最終ジャッジと意思決定に集中するスタイルが当たり前になっています」。
このトレンドをそのまま体現しているのがCodexのデスクトップアプリ(Mac/Windows対応)だ(Codexデスクトップアプリのリリース時のブログ)。コードビューアや差分レビュー機能を備えつつ、主として開発者が複数のエージェントタスクを管理・監督するための「オーケストレーションツール」として設計されている。
タスクの実行モードは3種類あり、ローカルのファイルを直接変更するモード、Gitワークツリーで本流の作業環境を汚さずに並行作業するモード、そしてOpenAIが管理するクラウドのコンテナ上で完結させて差分(Diff)だけを受け取るモードを選べる。クラウドモードの利用条件やコストはプランによって異なる。
ユーザー急増の背景について瀬良氏は「(2026年3月の)Windowsアプリのリリースも寄与していますが、それだけではありません。実際に触れてみて初めて分かる使い勝手の良さが、体感として広まっている面が大きいと思います」と語った。
