MicrosoftのTypeScriptチームは4月21日(現地時間)、TypeScript 7.0 Betaの公開を発表した。
同バージョンは、これまでのTypeScriptからGo言語へのコードベース移行が完了した最初のリリースであり、ビルドや型チェックなどの処理速度が大幅に向上している。従来のTypeScript 6.0と比較し、最大約10倍の高速化が報告されている。
新しい基盤への移行にあたっては、過去10年間で蓄積された大規模なテストスイートに基づいて安定性や互換性が検証されている。TypeScript 7.0は既に、Microsoft社内外の数百万行規模のコードベースで使用され、さまざまな開発現場からフィードバックを受けてきた。
ベータ版ではnpmから @typescript/native-preview パッケージとして提供されており、新コマンド「tsgo」を実行ファイルとして利用可能となった。カスタムフラグにより、型チェックやプロジェクトビルダーの並列実行数(--checkers, --builders)を調整でき、大規模プロジェクトでのビルド高速化を実現している。加えて、シングルスレッド動作も--singleThreadedフラグで制御できる。
移行期間中は、TypeScript 6.0用の新たな互換パッケージも用意されている。今後数カ月以内に安定版7.0がリリースされる予定だ。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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