アドビは23日、ビジネスプロセス自動化を支援する統合ソフトウェア、「Adobe LiveCycle Enterprise Suite」(以下、LiveCycle ES)最新版の主要機能を1分間で体験できる「LiveCycle on AIR」の配布を開始した。Adobe AIRギャラリーから無料でダウンロードできる。「Adobe LiveCycle Enterprise Suite Update 1」は、25日から提供開始される予定。
アドビが一般向けにAIRアプリケーションを提供するのは今回初となる。開発・実装はクラスメソッド株式会社が担当し、開発環境に「Flex Builder 3」「LiveCycle Workbench ES」を利用している。
LiveCycle on AIRをインストールすると、デスクトップ上で「イメージファイルからPDFへの変換」「PDFへのセキュリティの付与」「Web形式の分かりやすい入力フォーム(Flash)と、レイアウトが複雑な紙形式の帳票(PDF)とのシームレスな連携」「表現力高いグラフをもったダッシュボードからのレポート生成(PDF)」といった、LiveCycle ESの持つ特徴的な機能を簡単に体験することができる。
今後は、Adobe AIRの持つオンライン自動更新機能を利用し、3次元PDFファイル、2次元バーコード機能を活用したPDFの帳票といったデモンストレーションも追加していくとしている。
【関連リンク】
・LiveCycle on AIRでドキュメントアプリケーションとRIAの統合(クラスメソッド株式会社)
・LiveCycle Enterprise Suite Update 1