株式会社ミクシィは4月8日、個人でも利用可能な「mixiアプリ」オープンベータ版を公開した。公開に合わせて、出資や「mixiアプリ」買い取りなどでソーシャルアプリケーションプロバイダーを資金面から支援する「mixiファンド」の設立も発表された。
株式会社ミクシィは4月8日、「mixiアプリ」オープンベータ版を公開した。これにより、個人でもソーシャルアプリケーションプロバイダーとして「mixiアプリ」を開発することが可能となった。公開に合わせて、出資や「mixiアプリ」買い取りなどでソーシャルアプリケーションプロバイダーを資金面から支援する「mixiファンド」の設立も発表された。
「mixiアプリ」では、mixi内のユーザー同士のソーシャルグラフ(人と人とのつながり)情報を利用したオリジナルのアプリケーションを開発し、mixiユーザーに提供できる。今回のオープンベータ版では、ソーシャルグラフ情報を取得するために必要な以下のAPIが公開されている。
- Person & Friends API
ソーシャルグラフ、プロフィール情報 - Community API
コミュニティ情報 - Activities API
マイミクシィ更新情報 - Persistence API
データ永続化 - gadgets. io API
外部Webサービス連携
これらのAPIはOpenSocialに準拠しており、ユーザーが利用を許諾したプロフィールやマイミクシィ関連情報を利用できる。また、今後はフォトアルバム関連の情報なども利用可能になる予定。
mixiアプリは、昨年11月にmixiが発表したオープン化戦略の一環である「mixi Platform」の仕組みの中の1つ。これまでは「パートナー向けベータ版」として、パートナー申し込みをした法人に限定して実行環境と技術仕様を公開するというものだったが、今回の「オープンベータ版」の公開により個人でも利用できるようになった。
【関連リンク】
・mixi Developer Center - mixiアプリ
・株式会社ミクシィ:PRESS RELEASE
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