BTOパソコン通販のマウスコンピューターなどを率いる株式会社MCJ(エムシージェイ)は5月8日、傘下のカフェスタ株式会社の事業譲渡と解散を発表した。同社が運営するコミュニティサイト「Cafesta」はサービスを終了し、オンラインゲームなどを展開するジークレストに譲渡される。
BTOパソコン通販のマウスコンピューターなどを率いる株式会社MCJ(エムシージェイ)は5月8日、傘下のカフェスタ株式会社の事業譲渡と解散を発表した。同社が運営するコミュニティサイト「Cafesta」はサービスを終了し、オンラインゲームなどを展開するジークレストに譲渡される。
Cafestaでは、同日から決済とポイント交換が停止されており、新規書込や編集は6月1日のメンテナンス開始をもってできなくなる。その間は「ありがとうキャンペーン」として、5月12日からショップアイテムを無料で開放する。6月2日以降、利用者はジークレストが運営する「@games(アットゲームズ)」に移行することができる。
Cafestaは、約180万人の会員を抱えるアバターコミュニティサイト。ソーシャルネットワーキングサービス的な機能が特徴で、女性を中心としたエントリ層の利用者が多い。東京電力系の電気通信事業者であったパワードコムが2002年7月に開設し、2004年8月から韓国Daum社との合弁会社による運営となった。2007年3月Daumが米Lycosを傘下に収めたことにより、運営会社がライコスジャパンと名称変更されたが、1年後には MCJ傘下に譲渡された。
MCJでは既存のパソコン関連事業とシナジーを期待したが、赤字運営が続き、昨年12月にはサービス存続のため、利用者に対して有料会員への登録やアバターの購入を呼びかけ、話題となっていた。MCJでは「グループの中核事業であるパソコン関連市場の昨年来の停滞により、中核事業の競争力を再強化する必要が生じ」たことが事業譲渡の要因としている。
【関連リンク】
・株式会社MCJ
・IRプレスリリース(PDF)
・カフェスタ
・カフェスタサービス終了とサービス移行に伴うお知らせ
・カフェスタありがとうキャンペーン
・アットゲームズ
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です