エクセルソフトは1日、サーバー上のデータセキュリティ対策を強化するソフトウェアとして、「SecureZIP for Server v12.3」と「PKZIP for Server v12.3」を国内で販売開始することを発表した(開発はともに米PKWARE社)。
SecureZIPは、ZIP圧縮にセキュリティ機能を付与し、デスクトップからサーバー、メインフレームまで、様々なクロスプラットフォーム環境間で、安全なデータの可搬性を実現する製品群。最長256ビットのAESやSHA-2ハッシュアルゴリズムを採用しており、クレジットカード業界のセキュリティ基準「PCI DSS」等にも対応できる。
PKZIP for Serverではファイルの圧縮・解凍、暗号化・復号、定期的なバックアップといった処理をコマンドラインで行うことができ、既存のアプリケーションへの組み込みも容易。プレミアムエディションのSecureZIP for Serverでは、さらにZIPファイルにデジタル署名をつけたり、ファイル名を暗号化したりできる等、より高度な暗号化をサポートしている。
今回新機能として、PPMdとLZMA圧縮アルゴリズムのサポート、HP-UX Itaniumプラットフォームのネイティブ サポートなどが追加された。動作環境としてUNIX/Linux/Windows Server。価格はCPUライセンスで、サーバーに搭載されるCPUの合計で決定される。
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・SecureZIP PKZIP(エクセルソフト)
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斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)
株式会社翔泳社 ProductZine編集長。1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテックジン)」...
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