Googleの開発技術を利用する開発者向けのイベント「Google Developer Day 2009」が9日、パシフィコ横浜で開幕した。

Googleの技術動向を紹介するだけでなく、トップエンジニアとのインタラクティブな相談セッション「Office Hours」や、開発事例を紹介する「Developer Sandbox」などにより、来訪者自身も参加するイベントとして位置づけている。
今回はメインテーマに「A More Powerful Web, Made Mobile, Made Social, Made Easier」を掲げ、基調公演では「HTML5」「Android」「ソーシャルウェブ」のテーマを重点的に取り上げて、FlashやSilverlightといったRIA技術を使わずに、ブラウザ標準の機能だけで3Dのレンダリングや動画処理を行うデモや、PCとモバイル端末でシームレスにソーシャルアプリケーションで連携するデモ、先月「Google I/O」で発表された、新しいコミュニケーションツール「Google wave」のプレビューなどが行われた。
また、事前登録済みの参加者にはアプリケーション開発用の実機としてAndroid Phoneが無料で提供された。午後からは、各技術を掘り下げて紹介するブレイクアウトセッションが予定されている。

【関連リンク】
・Google Developer Day 2009
【関連記事】
・【Google Developer Day 2008】次世代Webのキーワードは「3つのC」
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)
株式会社翔泳社 ProductZine編集長。1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテックジン)」...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です