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The Linux Foundation、2010年度の活動内容を発表

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2010/02/04 18:50

 The Linux Foundationは4日、都内で会見を開き、2010年度の活動内容について発表した。

 「The Linux Foundation」はLinuxの普及を支援する非営利団体で、40以上のIT企業や1千人規模の個人会員の支援によって運営されている。活動目標として「Promotion」「Protect」「Standardize」を掲げており、Linuxを取り巻くエンドユーザーや開発者に対する普及促進や、ボランティア活動の支援、ディストリビューション間の標準化等に取り組んでいる。

 2009年12月に日本での活動を統括するジャパンディレクタとして、Turbolinux Indiaやゼンドジャパンの社長を務めた福安徳晃(ふくやすのりあき)氏が就任した。また、2010年1月に日立製作所 システム開発研究所の杉田由美子氏がテクニカルコンサルタントとして加わり、今年から体制が新しくなっている。

The Linux Foundation ジャパンディレクタ 福安徳晃 氏
The Linux Foundation ジャパンディレクタ 福安徳晃 氏

 福安氏は、「年初の東証でのLinux採用事例に代表されるように、Linuxの信頼性は市民権を得たといってよいだろう。企業の競争力を向上する手段としての価値も実証されつつある。オープンソース活動は企業の枠組みの外にある大きくパブリックなラボとして捉えることができる。今後は、企業の垣根を越えたイノベーションによって『競争』を『共創』に変え、新しいマーケットを創出できるような支援をしていきたい」と意気込みを語った。

 また、日本でのLinuxやオープンソースソフトウェア(以下、OSS)の取り組みはまだ理解してもらう余地が大きいと考え、「カーネル開発に貢献する日本企業(現在トップ15でルネサステクノロジと富士通の2社)や、日本の個人会員(現在30人程度)を伸ばしていきたい」と志も高い。

 具体的な活動のキーワードとして「BRIDGE」を挙げている。エンドユーザーや開発者、システム運用者、企業などをWebやイベント、トレーニング等の活動を通してつなぎ循環していく、エコシステムを強化していきたいという考えだ。

 今年度のイベントとしては、「Japan Linux Symposium 2010」が2010年9月27日から29日にかけて六本木アカデミーヒルズにおいて、モバイル端末向けLinuxディストリビューション「Moblin」のセミナー「Moblin Seminar 2010 Spring」が2010年4月21日に東京カンファレンスセンター品川で予定されている。その他に、ドライバー開発の有償セミナーが3月15日から19日にかけて、無償のウェビナーが3月1日に実施される。

 また、大手SIerの協力によって作られたOSSミドルウェアのデータベース「Linux Foundation Japan SI Forum」もリニューアルが進められており、登録ツール数を256から500以上にし、IPAの「OSS iPedia」とマッシュアップして、2010年4月に公開される見込みだ。linux.comの日本語サイトの立ち上げも現在検討を進めているとしている。

 
【関連リンク】
The Linux Foundation
moblin.org/jp
Japan Linux Symposium 2010
SI Forum/OSSツールDB
OSS iPedia

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